経済苦による自殺は警察庁の統計によると平成16年度は7,947 名。毎日20人以上の人が自殺していることになります。これは日本全国で一年間に交通事故で亡くなる人をオーバーするほどの実態です。交通事故では国家をあげての対策がとられていますが、自殺者の問題についてはなんら対策が講じられてはいません。
現在、多重債務者の予備軍は200万人いるとも予想されています。厳しい取立てから逃れるためにホームレスになったり、金銭トラブルを巡る著しい環境の変化から離婚・一家離散・児童虐待・校内暴力、果ては僅かな返済金欲しさに強盗や凶悪犯罪に発展するケースも少なくありません。もはや多重債務問題は大きな社会問題となっているのです。