中央労福協は第36回Web学習会を10月20日に開催し104名が参加した。講師に一般社団法人エシカル協会の末吉里花代表理事をお招きし、「私たちの選択が未来を変える〜エシカル消費とはなにか〜」と題して、ご講演いただいた。
エシカルとは、人・地球環境・社会・地域に配慮した考え方や行動のことであり、エシカルが必要とされる背景として、地球温暖化につながる深刻な気候変動や、児童労働や劣悪な環境による労働などの人権侵害などを挙げられた。
また、具体的な取り組み事例を通じて、「人は知れば、気にかける」という言葉を紹介し、私たちにできる具体的な行動として、商品を購入する際や組織活動の際に「フェアトレード」など地球環境に配慮した認証ラベルのマークがあるものを購入・利用すること、再生可能・自然エネルギーを利用すること等を発信された。
また、日本でのエシカル消費動向調査の結果として、全世代の７割近くの方たちがエシカル消費に興味があることや、現在の中学校、高校の教科書には科目横断的にエシカル消費の掲載があり、未来の消費者にとってエシカル消費は当たり前であることが紹介された。
まとめに、「エシカル」を「(エ)いきょうを (シ)っかりと (カ)んがえ(ル)」として、個人でも組織でも自分たちの行動をしっかりと考えて営むことでエシカルの実践を呼びかけた。
