中央労福協は2 ⽉6 ⽇、公益財団法⼈ 地球環境戦略研究機関（IGES）サステイナビリティ統合センター プログラムディレクター／上席研究員の藤野 純⼀⽒（⼯学博⼠）をお招きし、「気候変動に世界はどう⽴ち向かうのか 〜 COP27inEgypt の解説とこれから〜」をテーマに第28 回Web 学習会を開催、101 名が参加した。
今回は、２回に渡る「地球環境シリーズ」の第１弾として開催、198 カ国・地域が参加するCOP（国連気候変動枠組条約締約国会議）の概要や、地球温暖化がもたらす影響、CO2 排出の削減、世界や⽇本（⾃治体）での取り組みなどについて学んだ。
講義では、世界の平均気温は産業⾰命以前に⽐べてすでに1.09 度上昇しており、ほぼすべてが⼈為的な原因であること、現在パリ協定で掲げられた「世界の共通平均気温上昇を産業⾰命以前に⽐べて2 度より低く1.5 度に
抑える」⽬標に向けて、世界で取り組みが進められており、昨年開催されたCOP27（エジプト）では、気候変動による「損失と損害」を受けた国に対する⽀援の措置を講ずることや基⾦を設置することが決定されたことなどが話された。また、温暖化による影響は地域のさまざまな課題とも関係しており、環境や防災に配慮したまちづくりを⾏う⻑野県の取り組みなどが紹介された。
