～できない理由を探すことは誰でもできる。だから、できる理由を探して前に進もう‼～
中央労福協は5月24日、一般社団法人マルゴト陸前高田代表理事の伊藤雅人氏を講師に招き、私たちが「0」から「1」に進むために何ができるかを考え、一歩踏み出すきっかけづくりとして、Ｗｅｂ学習会を開催、83名が参加した。
伊藤氏は、東日本大震災で「行動」を起こすことの大切さを実感し、岩手県陸前高田市でゼロからのまちづくりに尽力された経験を持つ。自身が20代の頃は「誰かがやってくれる、何事もまわりのせいにしていた」と振り返り、東日本大震災を機に「おれ、変わらなきゃ」と奮起。
周囲の言葉に救われたこと、助けてくれる仲間の存在に気付いたことなど具体的な経験談をお話しいただいた。
行動と実践を試みても、まわりの助けてくれる人の存在に気付かないと使命感に支配されキャパオーバーしてしまう、自分で自分を追い込んでいくと指摘。「仲間の存在に気付き、まわりを頼ること、そして声をかけると一緒にやってくれる人たちがいることに気付くことが大切。失敗しても成功しても『言ったことはやる人間だな』とまわりは見ていてくれる」と、自分と向き合えたからこそ分かった「気付き」を示唆された。
最後に伊藤氏は「できない理由を探すことは誰でもできる。どうしたらできるのかを考える人は少ない。些細なことから始めてもいい。できる理由を探してほしい」「行動すると仲間ができる。仲間ができても行動しないと仲間は離れる。だから新しいことに挑戦する。これがサイクルだと思う。挑戦し続けていくことに先があるはず」と熱く思いを語られた。
【関連情報】コチラもぜひご注目ください！ 2021全国研究集会in福島 特設ウェブサイト
