高知県では、フードバンク高知・県社協・子ども食堂がそれぞれ生活困窮者へ食を通じた支援活動に取り組んでいます。そうした生活困窮者支援団体を緩やかに連携する中間支援組織を設立し、コロナ禍で貧困生活を余儀なくされた人々に食を通じた支援ができないかと協議を重ね、5月22日に「こうち食支援ネット」を設立しました。こうち食支援ネットは、有志の団体・個人から提供いただいた食材をWebページに掲載し、支援団体にメンバー専用ページを閲覧していただきその時必要な食材をお渡しする仕組みです。
今回ろうふくエール基金より助成をいただき、食材情報システムの作成費用に活用しました。ありがとうございました。
この間、こうち食支援ネットの趣旨に賛同した12の法人・団体・個人に加入していただきました。設立総会が地元新聞に取り上げられたことで、早速「山間部で高齢者への宅食(自宅に食事を配布)を実施しているが、食支援ネットについて詳細を聞きたい」との問い合わせがありました。
私たちは「食支援団体の連携強化と食支援の輪の拡大と食支援の充実」を目指していますが、まだまだ輪が広まっていません。これからも機会あるごとに広報宣伝を行い、幅広い団体・法人・個人の皆さんにこの活動に参加いただくことにより、生活に困窮している方々への食支援の輪を広めていきたいと考えています。
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