緊急生活支援に第4次助成

 ろうふくエール基金では、ライフサポートセンターや地方労福協関係の生活困窮者自立支援センターの相談において、所持金のない相談者を公的援助につなげるまでの食料・宿泊等の緊急支援のための以下の経費の一部を助成しています。

  1. 相談者への現金給付(申請の上限は1人あたり2万円)
  2. 相談者に現物給付するために事務所に備えおく食品等の購入費

 また、就労支援訓練時の交通費など国や自治体の補助対象とならない支援経費の一部も助成しています。

 第4次助成では、4月26日に以下のとおり助成を行いました。

(単位:円)

 助成額内訳
緊急生活支援就労支援訓練時の
交通費等
現金給付現物給付
山口県労福協28,489028,4890

 また、民間団体の同趣旨の基金やNPO等による緊急生活支援活動に対する助成として、4月26日に以下のとおり助成を行いました。

(1)コロナ被害相談村実行委員会 1,000,000円

(全労金、全国ユニオンなどの労働組合、労働弁護団、年越し大人食堂、反貧困ネットワーク、移住連などで構成)

目的新型コロナ経済危機によって雇用や職を失った労働者やフリーランサーなどの人たちの相談に乗り、労働事件の解決、生活や住居の支援、就職の支援、食費・食材の支援などの活動を労働組合と労働弁護士を中心にして行う。
支援内容2020年末・年始の休みを返上して、12月29日・30日、今年1月2日の3日間、新宿大久保公園を借りて、テント村を設置。相談用のテントを計8つ設けて、相談支援活動を実施した。具体的には、女性専用の相談テントと公園外に女性専用の会議室を設けた。住居がないか追い出されそうな相談者には東京チャレンジネットが提供している臨時の宿泊施設(ホテル)の申請に同行したり、生活保護が必要な人には新宿区役所に同行して申請手続きを行った。また、所持金が0円もしくは数百円、数千円という相談者もいたので一人5千円の食費を給付したり、食料品を配布した。 相談件数 :344件(女性62件、男性279件、他3件) 給付金支給:110万円(5千円 × 220名) 食料品配布:3日間で400セット ボランティア登録:延べ350人 アフターフォローが必要な相談者には、実行委員会のメンバーが手分けをして電話連絡をし、必要な継続的支援を行っている。今後も継続的な活動を行う予定。
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