[沖縄県労福協]沖縄県労福協就職困難者・生活困窮者支援バンク及び緊急つなぎ基金事業

1.事業の目的
 沖縄県労福協では、これまで、就職困難者や生活困窮者の生活再建や自立の促進を図ることを目的に、食料支援や緊急宿泊支援、就職活動に必要なスーツのレンタル及び生活困窮者支援緊急つなぎ小口融資を実施してきたが、今般の新型コロナウィルス感染症の影響により、就職困難者や生活困窮者がより一層厳しい状況に追い込まれるとともにその数も増加することが予想されることから、この2つの事業を統合・拡充し、より多くの方々に、よりきめの細かい支援の実施を目的に取組みを進めています。

2.基金の活用
 今回、基金が活用されたケースを2つ紹介させていただきます。

【ケース①】病院受診費用の給付

■申請時の状況

  • コロナの影響で、「自分がコロナに感染したらこの世からいなくなる。今の社会状況を見ると不安で眠れず何度も死ぬ夢を見る。」という不安を主治医へ相談し、心療内科を進められ、心療内科を受診予定。
  • しかし、所持金が2,000円しかなく医療費を工面する費用が無い。
  • 初回診察代や服薬代、自立支援医療の申請に必要な主治医の診断書代が必要。

■支援

  • 各支援機関と連携し就労支援を開始。セミナーの参加や企業実習を行いながら、3月中旬を目途に就職を目指して支援中。その他、活用できる公的制度・サービスへ繋ぐ。

【ケース②】就職活動や支援者との連絡確保に必要なスマホの貸与

■支援機関への貸出

  • 相談者の中には経済的事情等の様々な事情から携帯電話がない(携帯電話を契約する費用もない)人が一定数存在する。
  • その際、支援機関との連絡や就職活動において支障が出ているケースが多い。
  • 就労決定や生活が安定し相談者本人が携帯電話購入出来るまでの期間、スマートフォン貸出を行い、自立までの支援を実施する。

3.相談者、支援機関からの声 ※別添
 基金を活用した相談者、支援機関よりメッセージを頂いています。支援の現場の声です。ぜひご一読ください。

【別添】相談者_支援機関からの声

【別添】相談者の声②

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