活動報告
報告日:2022-12-26
2022年度理念・歴史・政策セミナー開催
 
活動期間 2022年12月6日(火)
内   容
この画像はクリックすると大きな画像を閲覧できます。
   講師の南部事務局長
2022年12月6日(火)「ワークプラザ岐阜」5階大ホールにおいて、会員・各支部の役員や若手の役職員58名の参加により2022年度「理念・歴史・政策セミナー」を開催しました。
今年度は、講師に労働者福祉中央協議会事務局長の南部美智代 氏をお招きし、「労福協の『いま』と『これから』」をテーマに講演をお願いしました。
最初に、南部事務局長のプロフィール紹介の後、①「中央労福協とは」②「労福協のこれまで」③日本の“いま”と“これから”④労福協の理念、めざす社会像、2030年ビジョン⑤「労福協のいま」の5項目に分けて講話がありました。
①では、中央労福協と加盟団体の関係を、縦ではなく横関係のゆるやかな協議体であるとの説明がありました。
②では、労福協のあゆみと、組織の枠や政治的イデオロギーの違いを超え36団体が結集し「福祉はひとつ」で始まった経緯について紹介がありました。
また、「労働者福祉」の概念には、「労働者のための福祉(対象)」と「労働者による福祉(主体)」の両面が含まれ、その(対象)と(主体)は時代とともに大きく広がってきていることを紹介し、組織労働者を対象とする労働者福祉から、中小企業や未組織の労働者、さらには国民的福祉へと活動領域を広げていくことを目指す旨の意思表明がありました。
③では、少子高齢化社会、止まらない人口減少、男女の違いによる差別社会の問題、増える非正規雇用労働者、教育費の負担増、コロナ禍における貧困の連鎖について問題点を挙げ、取り組むべき課題の多さを実感しました。
④については、それぞれ改めてお示しします。
●労福協の「理念」=「すべての働く人の幸せと豊かさをめざして、連帯・協同で安心・共生の福祉社会をつくります」
●2030年にめざす社会像 =「貧困や社会的排除がなく、人と人とのつながりが大切にされ、平和で安心して働きくらせる持続可能な社会」
●2030年ビジョン =
1. 多様なセーフティネットで、働くことやくらしの安心を支えます。
2. 労働組合と協同組合が連携・協同し、共助の輪を広げ、すべての人のくらしを生涯にわたってサポートします。
3. 地域の様々なネットワークで、支え合い、助け合う地域共生社会をつくります。
4. 労働者福祉運動を継承・持続するために、人材を育成し、財政基盤を確立します。
⑤については、新型コロナウイルス・パンデミックの中での2020年以降の労福協の取り組みを紹介いただきました。
年明け2023年1月26日(木)には、高山市民文化会館において「2022年度理念・歴史・政策セミナー(飛騨会場)」を開催し、飛騨の仲間にも講演をお願いしています。

添付資料
戻る >>