ベトナム・カンボジアを視察 |
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活動期間 |
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2011年11月26日(土)~2011年12月1日(木) |
内 容 |
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平成23年度は、11月26日から12月1日まで、15名の団員により、ベトナム社会主義共和国とカンボジア王国の視察事業を実施しました。
ベトナムの2010年の経済成長率は、当初目標値の6.5%を上回り6.78%を達成しました。急速な物価上昇、ドンの不安定化等マクロ経済は不安定ですが、前年の実績数値を上回る成長は経済危機からの順調な回復を示し、日本企業の進出は1,000社を超えています。ジェトロベトナム、ホーチミン日本商工会、ハノイ日本商工会、サイゴンコープ、ツーズー病院を訪問。サイゴンコープはベトナム№1の小売業で日本生協連にノウハウを学びつつ事業運営を行い、協同組合を重んじる政府の姿勢や国民の消費活動への関心度、関わり状況について把握できました。また、ツーズー病院は、ベトナム戦争での米軍の枯れ葉剤による影響が何世代にも及ぶ現実の中で、政府の高い問題意識のもとに運営されており、日本でも有名なドクさんに会うことができました。
カンボジアは内戦と社会経済インフラの破綻によって経済は壊滅状態に陥っていましたが、他国からの経済的・人的援助を受けて回復傾向にあります。訪問企業の選定が困難であったため、復興途上の現状を把握することを目的に、ローカルNGOとして日本人が運営するスナーダイ・クマエ孤児院を訪問しました。戦争や親の虐待などにより離反を余儀なくされた子どもたちを預かり、社会の構成員としての自覚をもち自立していくためのサポートを行なう施設で、名称の意味は「カンポジア人によるもの」との意。幾多の困難を乗り越えながら日本人が行う直接的な国際貢献活動に接し、大変感動しました。
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添付資料 |
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