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署名協力を呼びかけるポスター |
2005年度相談件数まとまる!
◆ 通算32回目となる運営委員会は4月19日(水)1030~福島県労働福祉会館 4階会議室で開催された。
◆ 会議には高橋運営委員長、滝田、廣瀬、福地、安齋運営委員の5名が出席 2005年度の総括等を行った。
◆ 2005年度の相談件数は291件でした。(昨年は230件)
◆ 総 括
①2005年度相談件数は前年に比べて61件増の291件。最も多いのが多重債務の141件、次いで融資、その他共に62件。融資相談も大半が債務整理資金の融資希望者でありこれらを含めると実に70%が多重債務関連の相談となっている。
②相談者のフリーダイヤル入手ルートは、「労福協サポート」発行の啓発パンフやゆうゆうらんどの広告を見て、さらに2005年度は市町村や消費生活センター、友人の紹介(約40件)などとなっている。これは啓発パンフ発行の際、組織内外を問わず、広く県民に配布していることの表れと考える。
③そして、啓発パンフ発行の際、必ず「労福協サポート」は労組(連合・県教組・国労)と福祉事業団体(労金・全労済・保養センター母成・(財)県民共済会・県生協連)でつくる県労福協が開設している相談窓口であることを明記しているので、「大変いい活動をしている。非常に参考になる。」と労いの言葉もいただけるようになった。これは労福協はじめ、構成団体の知名度アップに少なからず貢献しているのではないかと思っている。
④相談で特に多かったのが多重債務者を狙った「融資保証金詐欺」や「押し貸し」の被害。「押し貸し」に関しては、一方的に口座に振り込まれるため相手が特定できず警察も銀行もお手上げの状態だったが、被害の増大を受けて法務局に供託できる道も開かれてきた。
(個別の案件によって異なる。)
⑤さらに、ショッピングカードにキャッシング機能がついているのを知らずに子どもに貸し(複数枚)数百万の借金を背負った親、親が子どもの名前で勝手にクレジットカードを作り延滞しているため子どもの信用情報がブラックに載ってしまった。などカードをめぐるトラブルも急増している。
⑥親の借金で子どもが、子どもの借金で親が・・・それぞれの収入のほとんどを返済にまわしても追いつかずギブアップ。それも保証人になっていないのに返済しなければならないと思い込んでいる。家族全員借金まみれのケースもあり。
⑦その他、ひとり暮らしの不安、相続、近隣・親子・兄弟付き合いの悩み、恋の悩み、悪質商法、DV被害、幼児虐待、離婚、個人情報(宗教活動に利用)の取り扱いなど多岐にわたっている。
⑧2004年度「ちょっと待って!」、2005年度「もう、だまされないで!」などを発行し、多重債務者増大の要因はクレ・サラ(消費者金融)等の高金利にある。多重債務者は作り出されている。払わなくてもいい金利がある。消費者教育の重要性。などを訴えてきた結果、2005年度は「高校生のための消費者講座」を県内4校の県立高校で開催することができた。また、「労福協サポート」の活動が2007年1月に法改正が予定されている出資法の上限金利を利息制限法の制限金利まで引き下げるため、全国で1000万人の署名運動(2006年4-6月)に発展するなど、今後も多重債務者救済や未然防止のため継続して相談活動に取り組んでいかなければならない。
◆ 新年度に向けた方針や「高校生のための消費者講座」の継続実施なども 話し合われた。
*****クレ・サラの金利引き下げ等を求める署名活動にご協力お願いします。******
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