4月27日、第90回メーデー中央大会が東京都内で開催された。連合の組合員をはじめ、中央労福協、労金協会、全労済、日本生協連、退職者連合などの関係団体、NPO・NGOなどの諸団体から3万7千人が参加した。
中央式典では、昨年に引き続きステージが会場の中央に配置され、参加者が取り囲むスタイルとなった。冒頭、神津里季生大会実行委員長(連合会長)が主催者を代表して挨拶。「日本のメーデーは99 年前に始まり、途中弾圧を受けて開催できなかった時期もあったが、今回第 90 回の節目を迎えた。貧困や格差が拡大し、民主主義が危機に瀕する今だからこそ、改めてメーデーの原点や意義を共有し、それを日本全体に波及させていかなければならない」。
続いて政府を代表して根本匠厚生労働大臣が、大会を後援する東京都から小池百合子知事が挨拶を行った。また、外国人労働者の立場から在日ビルマ市民労働組合のミンスイ会長が、昨年の西日本豪雨の被災者の立場から岡山県の守屋美雪さんが、それぞれ切実な想いと連合への期待を述べた。
出展ブースでは中央労福協が奨学金アンケートのパネル掲示やミニパンフを配布し、教育費負担と奨学金問題改善に向けた取り組みをアピールした。加盟事業団体からは、労金協会がカプセルトイの出店、全労済からは公式キャラクター・ピットくんの登場、日本生協連とIYC記念協は活動内容の展示、医療福祉生協連は健康チェック、労協連は各地のワーカーズコープ生産物の販売など、それぞれが工夫を凝らし来場者へのPRを行った。
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