中央労福協は連続講座「『つながる経済』で社会を変える!」の第12回を8月末にオンデマンド配信し、全体の振り返りを行い、1年間にわたる社会的連帯経済(SSE)に関する連続講座を締めくくった。
第1部では、連続講座のメインナビゲーターを務めた伊丹謙太郎氏(法政大学大学院教授)より、各回の講座で学んだポイントや各講師から毎回最後にフリップに掲げて頂いたメッセージを振り返った。
第2部では、SSEのこれからについて、スペイン在住の研究者である廣田ミゲル裕之氏(バレンシア大学社会的経済博士、法政大学連携准教授)をゲストに迎え、伊丹氏との対論を行った。廣田氏はSSEにおける行政とのパートナーシップのあり方やネットワーク組織の果たす役割、経済活動における民主主義(民主的運営、主体性)の重要性などの論点についてスペインなど海外事情も交えて解説した。そして、日本の労働者福祉の関係者への期待として、SSEの周知・啓発活動を広げてほしいと語った。
伊丹氏からは、本回の振り返りをもとに興味のある回をもう一度オンデマンドで視聴するとともに、周りの人たちにもSSEの魅力を伝え、「つながる経済」の輪を広げていってほしいと呼びかけた。
最後に、中央労福協の南部美智代事務局長より、「折しも2025年は国際協同組合年であり、本講座で学んだことを活かし、協同組合、労働団体、NPO、市民団体、社会的企業などがつながり、大きなうねりとなって持続可能な社会に変えていくきっかけにしよう!」と閉講の挨拶を行い、連続講座を終了した。
本連続講座にご協力いただいた16の後援団体、メインナビゲーターの伊丹謙太郎氏をはじめ22名の講師の方々、視聴登録いただいた897名(9月20日現在)の皆さまに心より感謝申し上げたい。
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