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第31回Web学習会「若者とつながる労福協運動へ」

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2023年5月11日

 中央労福協は5⽉9⽇、静岡大学学長の日詰 一幸 氏を講師に迎え、「若者とつながる労福協運動へ」をテーマに第31回Web学習会を開催、117名が参加した。
 日詰学長には、「“TSUNAGARI”世代を超えて。」をテーマに開催した「2022全国研究集会in静岡」でのトークセッションにおいて、ファシリテーターを務めていただいた。
 学習会では、労福協運動を持続可能なものにするためのカギとなる若者世代との「つながり」について、各世代の特徴を比較しながら新たに台頭する世代と付き合う方法を具体的な事例を交えて学んだ。
 日詰氏は、「労福協の多くの世代が当たり前としていたことに違和感を持つ世代が増大してきていることから、若い世代との『つながり』を構築するため、若い世代の意識や価値観を知り、時代の変化を理解すること、昭和の価値観からの脱却が必要である」という。
 Z世代(13歳~28歳)がX世代(43歳~59歳)の価値観を理解するのは難しいが、Y世代(29歳~42歳)がX世代とZ世代の双方の価値観を理解できる可能性から、今後の労福協運動の中核を担う世代となる、と説明された。
 上記を踏まえ、日詰氏はまとめに、世代間のつながりの仕組みを構築する上で、すべての世代にとっての関心事である環境問題、貧困問題などの社会課題解決を軸とする取り組みは検討の価値がある。なぜ、労福協運動が地域社会を豊かにするために必要か、世代を超えて理解し、高め合うことが大切だと呼びかけた。

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