2020年に東京で開催される「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の成功に向け、連合は1月18日、東京都内でシンポジウムを開催した。会場にはILO駐日事務所、構成組織、報道陣など約100名が参加した。中央労福協は本シンポジウムを後援した。
冒頭、主催者を代表して連合・神津里季生会長は「安全確保・交通輸送確保など大会成功に向けた協働が必要」とし、「一人ひとりの思い・熱意で作り上げていくことで意味のある東京大会になる」と挨拶した。
シンポジウム前半では東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会・徳弘欣也 総務局持続可能性担当副部長より大会における持続可能性の取り組みとして大会資材の調達にあたりサプライチェーン全体に求める「持続可能性に配慮した調達コード」について、また内閣官房・川上悟史参事官補佐より大会開催時の交通輸送円滑化に向けた交通工学に基づくマネジメントに関する報告があった。
後半では、北京、ロンドン、リオデジャネイロパラリンピック代表の多川知希選手が自らの競技経験を語りながらパラリンピックの更なる盛り上げを呼び掛け、連合東京からも応援の報告があった。大会は2020年夏、東京都内を中心に43会場で開催される。