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文科省へ 「奨学金制度への声」を訴える

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2020年6月24日

 中央労福協は、6月24日、文部科学省へ「新型コロナウィルス感染症の影響拡大に伴う奨学金返済と学費への支援に関する第二次緊急要請」と「2020年度 政策・制度に関する要求と提言」について要請を実施した。

 中央労福協・石上千博副会長より両要請書を伯井美徳高等教育局長に手交し、南部美智代事務局長から要請内容のポイントについて説明し緊急対応を求めた。

 また、中央労福協WEBサイトの「あなたの声を聴かせてください」に投稿された、奨学金制度や教育費負担に関する意見を紹介し、特に、給付型奨学金の対象が低所得層に限定されていることに対する不満が多いこと、給付の対象となる人と、ならない人で分断が起きていることなど伝え、制度拡充の必要性も訴えた。

 

【コロナ第二次緊急要請】

  1. 2020年度分の学費の軽減を行う大学等に対する、学費の半額を上限として国の費用を負担すること
  2. アルバイト収入が減少した学生に対して「学びの継続」のための学生支援緊急給付金の支給すること。また同給付金の有利子奨学金利用者へ対象拡大し、留学生にも日本人学生と同じ基準で支給すること。
  3. 奨学金返済が困難な方へは漏れなく返還期限猶予や返済免除。また申請手続きの簡略化をはかり、オンライン申請を認めること。
  4. 奨学金の予約採用や在学採用の期限について柔軟に対応すること。

 

【2020年度 政策・制度要請】

  • 学費納入や奨学金返済が困難な人たちへの支援
  • 奨学金返済者の負担軽減のための税制支援、大学等の授業料の引き下げ、無利子奨学金の大幅な拡充、返済困難者への支援の拡充

 

 ~特に、各大学が行っている既存の授業料減免が縮小・後退しないように国の財政措置、奨学金返済金への税制支援の導入についてお願いした。

 

【あなたの声を聴かせてください】

 WEBサイト「あなたの声を聞かせてください」 

 寄せられた声(2020年1月~6/21)

 

 文部科学省から、伯井美徳 高等教育局長、西条正明 高等教育局学生・留学生課長にご対応いただき、伯井高等局長は「学業を経済的な理由で閉ざしてしまうことのないように最大限の努力をしていきたい。」と述べられた。

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