中央労福協は、6月11日、厚生労働省に対し2021年度の政策・制度要請を実施した。
中央労福協・石上千博副会長より要請書を山本博司副大臣に手交し、南部美智代事務局長より最重点要求項目ならびに重点要求項目について説明したあと、意見交換を行った。なお、例年の厚生労働省への要請では各事業団体代表者が同席しているが、今回はコロナ禍による緊急事態宣言期間中のため中央労福協のみで訪問した。
〈2021年度 政策・制度に関する要求と提言〉要請書(厚生労働省)
- SDGs(持続可能な開発目標)の達成と協同組合の促進・支援
- 大規模災害等の被災者支援と復興・再生および防災・減災対策の強化
- 格差の是正、貧困のない社会に向けたセーフティネットの強化
- ディーセント・ワークの確立
- 中小企業勤労者の福祉格差の是正
- 勤労者の生活設計・保障への支援
- 安心・信頼できる社会保障の構築
- くらしの安全・安心の確保
山本副大臣は最重点要求項目、重点要求項目についてそれぞれ回答いただいたうえで、「最前線で親身になって相談や支援を行っている方々の処遇改善など、要求内容をしっかり受け止めさ、厚労省として取り組みを進めていく」と述べられた。