ワークライフバランスの促進をめざす労使トップセミナー |
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活動期間 |
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2008年12月6日(土) |
内 容 |
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~より、人間らしい働き方・暮らし方を求めて~
ワークライフバランスの促進をめざすセミナーを開催
■参加者の心に響いた2人の講演
もうひとつ、別な世界を見つけよう!埼玉労福協は12月6日(土)、「さいたま共済会館」でワークライフバランス(仕事と生活の調和)の促進をめざすための労使トップセミナーを開催しました。このセミナーの目的は、厚生労働省の「特別な休暇制度普及促進事業」の受託を受けた(財)さわやか財団の共催で開催されたもので、仕事と家庭や地域での生活を両立させながら働き、安心して子どもを産み育てられる環境づくりを進めるためには、企業の労使や地域、そして自治体に何が求められているのか、その課題や方向について考えることです。
当日は、日本のワークライフバランス推進の第1人者でもある慶應大学の樋口美雄教授が「ワークライフバランスは企業のCSR(企業の社会的責任)の重要なポイントだ。指針や制度づくりよりも、自分の生活を大切にしバランスの取れた働き方できる社会風土づくりが重要」と基調講演を行い、デンマークから来日した小島ブンゴード孝子さんが「ここが違う、日本とデンマークの生き方と働き方」というテーマで、小さくて大きな国といわれているデンマークの、人を最も大切にしたデンマークの雇用・労働施策や福祉施策、教育施策について述べ、なぜ、国民の幸福感が日本の10倍以上もあるかとうデンマークの社会の仕組みを教えてくれました。
■中小企業こそワークライフバランスの促進で、優秀な人材確保を
講演後は、第2部として樋口教授と小島さんに、さいたま市で住宅設備関連の会社を経営する池田社長が加わってのパネルディスカッション。池田社長は「顧客満足は従業員満足がなければ実現しない。わが社は社員の幸せづくりを通じてお客様や社会の幸せづくりをめざすのが経営理念だ。社員50人前後の中小企業だからこそ、人を大切にする会社でありたい。ワークライフバランスはそのための制度」と語り、会場から大きな拍手が沸き起こりました。より人間らしい働き方とは、自分の生き方・暮らし方をどう大切にするか、ということに結びつきます。今、一人ひとりがそのことを問われています。
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添付資料 |
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