イベント・行事
2003年度中央労福協主催全国研究集会
開催の主旨
 21世紀は「ゆとり・豊かさ・社会的公正」を目指す社会の実現が求められています。しかし、私たちの生活は生涯にわたって安心とゆとりある暮らしが展望できるでしょうか。
 小泉政権は弱者に痛みを与えつつ迷走を続けています。もはや私たちは、政府に私たちの生きる術を委ねるのではなく、私たち自身の手で社会を動かし変えていくことが必要となっています。
 社会・経済の大きな転換期にあって、建前でなく本音で答えを勝ち取る、あるいは自ら生み出すことが求められている時代だということを認識しながら、痛みの分かち合いでなく、助け合いの分かち合いを大きく掲げ、お互いがやれるものから取り組んでいくべく21世紀の新たな時代の労福協の役割と意義を考える集いにいたしましょう。

1. 日 時

2003年6月19日(木) 14:00
〜20日(金) 11:30
2. 場 所

福井県・芦原温泉「グランディア芳泉」
3. テーマ

「労福協が動く!地域が変わる!〜勤労者の福祉を確かなものに」
4. 参加者

地方労福協関係156名、事業団体8名、産別労働組合6名、来賓2名、講師6名、中央労福協事務局8名、総計186名(内、女性27名)
(2002年度は山口県湯田温泉にて開催、総計173名参加)
5. 研究集会の概要とまとめ

 去る6月19日〜20日にかけて、福井県芦原温泉において2003年度中央労福協主催全国研究集会「労福協が動く!地域が変わる!勤労者の福祉を確かなものに」を開催した。
 開催にあたって、主催者を代表して中央労福協布藤副会長より福井県労福協へのご支援に対する感謝と今研究集会を成功させるため参加者各位へのご協力方挨拶を行った。来賓には、福井県西川知事代行として出納長の石井桂治様、連合福井会長の森田則夫様より歓迎のご挨拶を受け、本研究集会が進められた。各プログラムにおける講師からの講演要旨は、次の通りである。


第1日目
(1) コーディネーターからのイントロダクション   
  (龍谷大学教授 石川 両一)
(2) NPOからみた労福協運動「暮らしと福祉の協同に期待する」
  (NPO事業サポートセンター専務理事 田中 尚輝)
(3) 市長からのメッセージ「高浜市における福祉のまちづくり推進」
  (愛知県高浜市長 森 貞述)
第2日目
(4) 2003年度重点課題プロジェクト中間報告概要
(中央労福協事務局)
(5) 分科会I:子育て支援の必要性と課題〜最近の育児困難現象を考える
(恵泉女学園大学教授 大日向 雅美)
(6) 分科会II
[1] 退職直前セミナー
(四国労金徳島地区本部次席推進役 米沢 信明)
[2] 消費者教育の必要性
(静岡労金お客様相談室室長 勝又 長生)
(7) コーディナーターからの総括
(龍谷大学教授 石川 両一)

6. 評価と今後の進め方(2003年度中央労福協活動方針の具現化に向けて)

 今研究集会は台風接近の影響にもかかわらず全国から多数の労福協関係者の参加を得て、最後まで真摯にご参画いただいた。また、6名の優れた講師の講演により今後の労福協活動への多くの力強いご提言と優れた経験報告を頂くことができ今研究集会は成功裏に終了した。
 今後は、今研究集会の成果を踏まえ、5つの重点課題プロジェクトの完成に向け大いに汗をかき、「生活応援運動」「保障設計見直し運動」「福祉情報ネットワーク」など事業団体との協働、頑張っている自治体との連携、NPOとの連携、高齢者との連携等、“行動し提案する労福協へ”自らを変えていくために、次年度の活動方針に反映しつつ実践を図るべく、それぞれの現場で出来ることから始めていくこととしたい。

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